スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
静かな終焉
もう二度と会うことも話すこともないだろう。
小さな物音すらさせずに
私たちの関係は終わりを迎えた。
街の風景
最近、T と歩いた想い出の風景が
ドラマなどに頻繁に映し出される。
私たちは、あの風景の中に溶け込むことはないけれど、
二人で歩いた時の状況は
今でも鮮明に何もかも想い出せる。
微かなチクチクとした痛みを覚えながら
私は、その街の風景を愛おしいと思う。
考え過ぎ
しばらく何も書けなかったのには、
私なりの事情があったから。
離れていても会えなくても
それでも繋がり続けていると信じていた
T に変化があったことで動揺していたから。
私の性格的にグレーゾーンは存在しない。
なのに、それを知っていて T はグレーゾーンに入っていた。
T も私も持病を持っている。
それも完治することのない病。
T は、その部分で悩んでいたらしい。
私が T を失った時のことを考えて
違和感を感じる距離を取っていたのだ。
そんなの気付いていた。
だから私は思い切り T を責めた。
他に誰かが存在するようになったのなら
私は決して追いかけたりはしない。
電話で話し合った。
結果、T が考え過ぎていたことが分かった。
『雫が僕を失った時の喪失感を考えた』
『だからフェイドアウトしようと思ってた』
そう言われた。
私は激昂し、T を責めた。
だって誰だって明日も生きている保証なんて
何処にも何ひとつない。
だから真剣に相手を想うんだから。
健康な人間だって明日、何が起こるか分からない。
だから今日一日。
大切な人間を大切にする。
それ以外、無力な人間に出来ることなどない。
音信不通
最近、T と音信不通になることが多い。
以前は一日に一度はあったメールも
この頃では全くない日が増えている。
色んなことを考えたり、想像するけれど
思い悩んでも仕方がない。
T には T の生活があるし
それは私も同じことだから。
会話
最後に Tと会ったのは、いつだっけ?
思い出すことも止めようとしている。
お互いの生活があるんだから、
会えない時間が続いても仕方がない。
それでも時間が許してくれる時は
お互いに極力、会話をするようにしている。
他愛のない内容しか話さなくても
それでもいいと思う。
それは、きっと Tも同じだと感じる。