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1+1の行方 two fragments

たった ひとつの欠片を探して…

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身代り

※コメントを頂いている方々。
  申し訳ありません。
  必ず御返事します。





パパは、もって一ケ月だという。


全てを鵜呑みにしている訳じゃない。


だけど何を どうしたらいい???


私は実の父親を尊敬したことも


信頼したこともない。


たったの一度も…


でもパパも昨年亡くなった○島の お父さんも


私は手放しで信頼し、尊敬してきた。


どうして私の信頼できる


そして尊敬できる方々が


次々へと亡くなって行くの?


私が身代りになるから


だから神様、お願いです。


パパの生命を奪わないで下さい。


どうしてもパパを連れていくのなら


どうか私も一緒に連れて行って…


私からパパを奪わないで。


ママからパパを捥ぎ取って行かないで…






コメント

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鍵コメYさんへ

コメント、ありがとうございます。

今は何も考えられないし、考えたくありません。
いつも心配ばかりかけて、ごめんなさい。
でも私には、掛け替えのない存在だから…

雫さんにとって、叔父さんは本当の意味での父親なんだね…

子供が親に寄せる愛情は、計り知れないものがある。
俺にも身に覚えがあるよ…

母が危ないと知った時…
この命に代えてでも、生きていて欲しいと願った。

幼い頃の、遠い記憶だけれどね。

妹の願いは、兄の願いでもある…
願いが、天に届くなら…

何としても叶えたい。

ロザリーさんへ

コメント、ありがとうございます。

パパは…
ずっと幼い頃から私のヒーローで
男の子しか子供がいなかったから、
姪の私を溺愛してくれて。
何でも相談できる存在でした。

エリートと称される立場でありながら
絶対に偉ぶることなく目線を下げて
私の話を聞いてくれる存在でした。

何度もパパの仕事の付き合いゴルフに
『娘~』とか言いながら、連れられて…

私の病気を知ってからは、
『いつでも家に来ればいい』
そう言ってくれて。

あぁ、こうしてコメレスをしているだけで
涙が止め処なく溢れて来てしまいます。
泣かない。
私が泣いたら、本当にパパが逝っちゃうから
だから泣いたりしないって決めたばっかりなのに。
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雫

Author:雫
たった ひとつの
失くした欠片を探して…


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