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濁流
昨夜はTとも繋がらなかった。
深夜、いつもの散歩コースの
河原まで何とはなしに歩いた。
川に掛かる橋の上から見る川の流れは
夕方から夜に掛けて降った雨のせいで
普段とは別の表情を見せていた。
まるで私の今の心境を代弁するかのように
濁った水が轟音を立てながら
濁流を渦巻かせながら流れていた。
この流れに足を踏み入れたら…
一瞬、ほんの一瞬だけバカなことを思った。
そして、その濁流を眺めながら
私は気が済むまで声を殺し、泣いた。
大丈夫。
私は大丈夫。
まるで子供に言い聞かせるように
心の中で何度も呟きながら。
深夜、いつもの散歩コースの
河原まで何とはなしに歩いた。
川に掛かる橋の上から見る川の流れは
夕方から夜に掛けて降った雨のせいで
普段とは別の表情を見せていた。
まるで私の今の心境を代弁するかのように
濁った水が轟音を立てながら
濁流を渦巻かせながら流れていた。
この流れに足を踏み入れたら…
一瞬、ほんの一瞬だけバカなことを思った。
そして、その濁流を眺めながら
私は気が済むまで声を殺し、泣いた。
大丈夫。
私は大丈夫。
まるで子供に言い聞かせるように
心の中で何度も呟きながら。