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1+1の行方 two fragments

たった ひとつの欠片を探して…

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ライブデート 5.

足取りがフラフラしている私を支え

Tはベットに私を連れ戻す。

腕枕をされながら私は呼吸を整えようとした。

でも繋がりたい…

ちゃんとTを私の中に迎え入れたい

そう思うと自然と手はTのソレに伸びて

ゆっくりTを愛撫し続けた。

私の手の中で再び起立し始めたTのモノ。

口に含み、舌を滑らせながら

『繋がりたいの』

目で訴えた。

『おいで』

そう言いながらTは私を上に乗せた。

私の入り口にTが触れている。

慎重に腰を沈めていくと

途中で意地悪くTが腰を退く。

Tの腰を追い掛けるようにした時

私たちは深いところで繋がった。

温かな塊が私の中を満たす。

絶対的な幸福感が下腹部から脳へ伝わり

私は そっと腰を揺らした。

激しく動きたい衝動を抑え

Tと繋がった部分に神経を集中させる。

『愛してる…』

喘ぐように私が言うと

Tが下から突き上げて来る。

バスルームでの余韻が残った身体は

呆気ない程に達してしまった。





一度達してしまった私は堪え切れず

Tにも感じてほしくてスピードを上げ動く。

『私で気持ち良くなって』

Tに抱き付きながら せがむ。

『ちゃんと気持ちいいよ』

『雫の中は狭くて本当に気持ちいいんだ』

私の腰を掴みながらTの腰が上下する。

『繋がってる感が幸せだね』

Tの言葉に頷く私。

Tに感じてほしくて揺らしていた腰の動きは

やがて自分の快楽のための動きに変わる。

俯いたまま

『逝っちゃいそう』

そう言う私に

『僕の目を見て言ってごらん』

優しい口調で答えるT。

恥ずかしさを堪えて

『逝っちゃいそう…』

『一緒に逝って』

ちゃんと口にする私。

こういう時は流石に私も素直になる。

その様を見ていたTが

『うん、一緒に逝こう』

『僕も出そうだよ』

そう言いながら一番深い部分に届くよう

掴んだ腰を抱え込む。

次の瞬間…

私たちは同時に果てた。

脈を打ち、私の中に注がれるTの精。

私は、そのままTの上に倒れ込んだ。






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雫

Author:雫
たった ひとつの
失くした欠片を探して…


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