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1+1の行方 two fragments

たった ひとつの欠片を探して…

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'10.6.15(Tue) 1.

カーテンの隙間から射し込む

眩しい朝の光で目が醒めた、Tと私。

『おはよう』

どちらからともなくキスする。

半分、寝ぼけたままジャレ合う。

不意にTが私を抱えるように

自分の身体の上に乗らせる。

『雫から、おいで』

私を見上げながらTが言う。

一瞬、私は怯んでしまう。

ずっと繋がりたかったんだから

今更、恥ずかしがることもないのに。

Tがソレの先で私の入り口を探る。

私は自分の腰を少しずつ合わせて行く。

お互いに探り合い、見付ける。

少し躊躇った後、私は ゆっくり腰を落として行く。

そんな私を見透かしたように

Tが一気に腰を突き上げてきた。

『や…』

私が声を漏らすと同時に

私たちは繋がっていた。

それは温かくて、深くて…

私は込み上げてくる感情を抑えられなくなっていた。

Tが私の手を握り締めるように支える。

私は しばらく私の中のTを実感してから

ゆっくりゆっくり腰を上下させる。

子宮の入り口。

ポルチオにTの先端が当たる。

『雫。雫の中はヌルヌルしてて温かいよ』

『とっても気持ちいい』

『僕を憶えて』

Tの言葉が私を押し上げて行く。

Tの名前を呼び、歓喜の声を漏らす私。

長い髪が揺れる。

Tの動きに合わせて踊るように。




何度目に逝きそうになった時だったか

『来て』

『もうダメ。もう来て…』

Tの目を見詰めながら、私は逝きそうなのを堪えた。

私のソコはTを強く締め付けていて

一秒でも早く一緒に達したいと願った。

夢中で抱き付く私の腰を抱え込むように

Tの動きが早くなり、その瞬間を教えてくれた。

『出すぞ』

『雫、おいで』

その言葉の直後。

私の奥でTが熱い精を放つ。

私も声にならない声を上げ、強く果てる。




私の中で萎んでいくTが愛しくて

どうしても離れたくなくて

私はTが抜けてしまわないように

そっと腰を揺すり続けていた。

感じすぎて膨らんだ突起にTのソレが擦れる。

その度に私は甘えた鼻声を洩らした。

愛し合えた実感を二人とも同じように味わっていた。






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雫

Author:雫
たった ひとつの
失くした欠片を探して…


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