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1+1の行方 two fragments

たった ひとつの欠片を探して…

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'10.6.14(Mon) 3.

夕食を済ませ、ホテルに戻る。

昼間の疲れがアルコールを回らせる。

窓際で並んで座りながら飲んでいた筈なのに

気付くと私はベットの中で

しかもTも隣で寝息を立てている。

水を飲みに起きようかと迷っていると

Tの目が私を見詰めていた。

まったく同じタイミングで目が醒めるなんて(笑)




水を持ち、ベットに戻る。

Tにも半分分けてあげる。

二人とも完全に目が醒めてしまった。

夜中に目が醒めるのは、Tも私も いつものこと。

あまり気にはならない。

ベットの中で少し話し始めると

Tの指が私の身体に伸びて来た。

『また、お預けだからイヤ』

私が、そう拒もうとすると

『僕の感触を憶えていて』

『僕も雫の感触を憶えていたい』

とTの指は私の身体を滑り続ける。

昨夜と今朝。

二度も焦らされている私。

いとも簡単に声が漏れてしまう。

ゆっくりとしたスピードで

Tの指先が私の敏感な部分に届く。

なのに、すぐに離れて行く。

乳首を柔らかく口に含まれ、転がされる。

私の胸の上にあるTの顔を抱き締める。

触れては離れて行く指先が

とうとうソコに留まる。




指先に少しだけ力が込められると

ソコからは卑猥な水音が響いた。

『可愛らしい音がしてるよ』

Tの穏やかな口調で言われると恥ずかしくて

私は身を捩らせ逃げようとする。

だけど抱き締められた身体は逃げられない。

やがて静かに、ゆっくりTの指が入ってくる。

それだけで私は小さく達してしまいそうになって

慌てて腰を後ろへ退いた。

今度はTが腰に腕を回し、逃げられないようにする。

その状態でユルユルと中を掻き回される。

もう私にできるのはTの名前を呼ぶことだけ。




Tの指先は、以前から知っていたかのように

私の一番感じてしまうポイントを簡単に探し当てる。

『此処だね』

私は恥ずかしくて首を横に振る。

でもTは止めない。

『たくさん溢れて来てるよ』

そう言いながら、責め続ける。

逝っちゃう…と私自身が感じた瞬間、

何かが私のソコから溢れた。

それは今までに感じたことのない感覚。

戸惑っていると

『雫、潮噴いちゃったね』

優しくTが囁いた。

信じられない。

それは生まれて初めての経験だった。

きっと泣き顔のような表情を浮かべたんだと思う。

Tは私を しっかり抱き締めてくれた。

それでもTの指は私の中を遊び回り続けている。

何度も何度も私がTの名前を呼び

大きく果ててしまうまで

Tは私の中の感触を指先に刻みつけていた。

その度にソコからは潮が溢れた。




グッタリした私の身体を

Tは労わるように優しく抱き寄せる。

オデコに頬にキスをしながら。

『可愛い僕の雫』

私は深い深い安心感に包まれたまま

いつしか明け方の眠りに堕ちていた。






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Author:雫
たった ひとつの
失くした欠片を探して…


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